お紡さん 1
お紡さんは、なぜあんなに分厚い法衣を着ているのか?
お坊さんの身につける衣装を「法衣」といいます。
だが、ひと口に法衣といっても、宗派や儀式によって、さまざまな決まりがあります。
それでも、ひと目みれば法衣とわかるのは、いずれも、お釈迦様以来の伝統をきちんと押さえているからです。
法衣の基本は、お釈迦様が在世のころから身につけていた服装にあります。
「糞掃衣」と呼ばれ、糞のように汚れきるまでつかわれた布切れを拾い集めてきて、つなぎ合わせ、染め直して用いたものでした。
現在、日本のお坊さんたちが身につけている袈裟は、この伝統が守られているのです。
といっても現在のものは、豪華な金欄が利用されています。
また、絵柄や紋がぴったりと合うように、高度な技術がつかわれてもいます。
しかし、じっくり観察すると、小さな布がいくとおりにもぬい合わせてあります。